2007年7月31日火曜日

2007年ブドウの成長は順調


今 年の夏はやたらにいそがしく、とても短い夏になってしまいそうだ。6月10日からヨーロッパへ2週間行ってきた。帰ってすぐにサンタ・バーバラ、そして日 本へ帰国。2週間の滞在を思う存分楽しんで帰ってきたら、もう7月も終わり。そして8月は娘がサンフランシスコからサンディエゴに越すので、その手伝い。 これが終わって一息つくと、もう8月も半ばを過ぎているだろう。

と いうわけで日本から帰って久しぶりにゆっくり見たブドウ畑は、もう色付きが始まっていた。今年のブドウの成長は大きな天候の変化や悪天候がなく順調だ。成 長具合は遅くもなく早すぎもせずというところだそうだ。でもまだ早熟品種の収穫が始まるまで1ヶ月、カベルネなどの晩熟品種だと2ヶ月あるので、順調だと いう言葉ももごもごとしていて明確には言わない。自然を相手にしているのだから、まだまだ先はわからないということをいやというほど知っているからだ。と にかく良い年になることを祈るばかりだ。ブドウの房の数や大きさも、ほどほどだという。まあ今のところいい感じってというところ。

日本には日航で行ったのだけれど、サンフランシスコから成田までの飛行機の中で「東京タワー、おかんとぼくと、ときどきおとん」というのを、たまたま見 た。見ている間中、涙が出て止まらなかった。この映画のことを友達に話すのにオダギリ・ジョーという俳優の名前を覚えておこうと名前を繰り返して頭に入れ たはずなのに、なぜかしら所ジョージって名前が出てきてしまう。所ジョージって少し出っ歯(失礼!)のコメディアンだよねと一人で失笑。ついにノートを取 り出してメモをする始末。暗記力の衰えをここでも感じる。行きも帰りも同じ映画だったのが残念。さすがに何回も繰り返してみる気にはなれなかった。

梅雨真っ最中の東京から肌寒い札幌へ。羽田行きのバスを待っているときは「暑いから冷房の利いた室内で待っていてください。お呼びしますから」といわれて 室内で。千歳ではバスを待っている間、外は寒いのでビルの中で待つという極端さ。やけくそになった娘は「ここは冬か」とばかりにジングツベル、ジングルベ ルとクリスマスの歌を歌い出す始末。

ストックホルムで見たと同じ北国特有の淡い緑色の木々に心を洗われ、懐かしい友人、懐かしいススキノでたっぷり楽しんでしっかり充電してソノマに帰った。 薄ら寒い朝の霧、昼ころから現れる真っ青な空、ブドウの成長振りを眺めながらの運転。ワインカントリーでの暮らしに戻る。