2009年9月24日木曜日

Opus One and French Lundry


ひさしぶりにお客様と一緒にツーリストとしてオパス・ワンに行った。グラスに4分の一ほど2005年のオパスワンが注がれた。1グラス30ドル。以前はロバート・モンダヴィとバロン・フィリップ・デ・ロスチャイルドの横顔が入ったグラスに(注ぐラインもくっきり入っていた_)が使われていたのだけれど、今はロゴなし普通のグラスだった。その理由は頻繁に盗まれるので、普通のグラスに変えたということだった。前に来たときに30ドルもするのだから、グラス付きかと思ったら、「グラスは含まれていません」という立て札がカウンターにしっかり置かれていたのを思い出した。
2005年は例年よりやや涼しめの年だったからだろう、黒系フルーツ、カシス、赤肉の香りと、おなじみのアロマなのだけれど、高級クラブの華麗な女性のような華やかな香りではなくて、アロマと味わいは抑制された感じだった。こなれたタンニンが印象的。1本190ドルの値があると思うかどうかは、買い手が決めること。私にとっては190ドルなら美味しくて当たり前で、美味しかったけれどすごい感動はなかった。でもテラスからの見晴らしはあい変わらず美しかった。
それにしてもこのワイナリーへ行って日本人の訪問客に会わなかったことはない。
ナパ・ヴァレーのツーリストの定番はオパス・ワンとフレンチ・ランドリーとなっているようだ。でもフレンチ・ランドリーは予約を取るのがすごく困難だから、じゃあ、オパス・ワンだけでもということになるのだろうね。
「日本人に会いたいならオパスワンへいけばいい」というキャッチフレーズが頭に浮かんだ。ちょっと皮肉すぎるかしら?

2009年9月18日金曜日

2009年ハーヴェスト真っ最中


1日だけの雨の後はからりと快晴。2009年ハーヴェストの真っ最中。ナパのヴィアデアに行ったので「雨の影響は?」とデリアに聞いたら「ブドウ樹のホコリを取ってくれるというほどで何の影響もなかったわ。少しの雨だったので摘み取りも続行したくらいよ」ということだった。そして今のところいい天気が続いている。スプリングマウンテンにあるフィリップ・トーニーは摘みどきまであと2週間くらいかかるという。ソノマ・マウンテンのローレル・グレンも同じくらいかかりそうだとのこと。同じ山でもハウエル・マウンテンにあるフォーマンでは、もう一部のカベルネの摘み取りが始まっていて、糖度はかなり高くなっていて、リックが驚いたほどとのこと。
なにはともあれ、好天気が続いて無事に収穫が終わりますようにと祈るばかり。

2009年9月14日月曜日

2009年ハーベスト


日本から帰って、ワインカントリーを訪問されているお客様といろんなワイナリーを回っている。ソノマ・カウンティの3つのワイナリーが9月11日〔金)と12日(土)にロシアン・リヴァー・ヴァレーとカーネロス地区のノピノ・ノワールを初めて摘んだといっていた。出来については、まだまだわからないは当り前で、今のところはいい出来のようだというのが3ワイナリーの答え。実り豊かな葡萄を見て、納得のワイナリー訪問。金曜日は異常な暑さだった。と思ったら、翌日はなんと雨の地区とそうではない地区があった。そして日曜日、13日は、ソノマは一日中、シトシトピッちゃんと雨が降った。大雨ではないので、明日か明後日にからりと晴れたら、大きなダメージはないと思う。特にカベルネはまだ摘み時を待っているので、大丈夫。ただ十分い熟して摘む段階に入っていたピノ・ノワールが少し心配。今年は、本当に異常な気候パターンで頭が痛い。

2009年9月8日火曜日

旭川のワインパーティ



北海道の旭川のロワジールホテルで素敵なワインパーティが開かれた。カリフォルニアワインと料理をあわせ、拙著「女性のためのカリフォルニアワインの本」もアピールしてくれた。
北海道まで行くと、ワインもそこそこにしか飲まれていなくて、その上カリフォルニアワインというと,ほとんど関心がないという方が多い土地だと感じる。そんな土地でいろんなワイン、そして今回はカリフォルニアワインを前面に出したパーティを開催してくれたソムリエさんに感謝。
ちなみにこのホテルは動物園が高人気のせいか、満室だった。
ワインはまだまだという北海道で一生懸命にワインの啓蒙をしている方にお会いできて、いろいろ感じるところがありました。
旭川の芝原さん、札幌の亀畑さん、函館の和田さんに、この紙面?を借りてお礼を言わせていただきます。ありがとうございました!
カリフォルニアワインの良さをわかってもらうために、私もがんばらねば、そして私に何が出来るのだろうかと考えさせられた旅だった。