2009年1月23日金曜日

オバマ大統領就任式



Blog 就任式

朝8時からオバマ新大統領の就任式をテレビの前に陣取って見続けた。相棒のオフィスのスタッフ、近所の友人が一緒に見るために8時にやってきた。眠かった!友人のジョアンはオバマの写真入のイヤリングとバッジで決めてきた。
シャンパン、そしてベーグル、クリームチーズ、スモークサーモン、レタス、トマト、アヴォカド、タマネギのスライスしたもの、プチチョコレートカップにフルーツが入ったデザート、パイナップル、大きなイチゴ、ブルーベリー、そしてもちろんコーヒー。
早速8時からスパークリングワインとシャンパンで乾杯。大統領の就任式の一部始終を見たのは今回が初めてと全員が言っていた。それほど歴史的なことなのだ。スタッフの一人は涙ぐんでいた。「アメリカ人であることを誇りに思う」という言葉は、テレビ放映だけではなくて、ソノマの友人の何人かが口にしていた。黒人大統領を選んだアメリカ、そしてオバマ大統領の国内国外に対するビジョンが、この国を再びデモクラシーのリーダーとし、世界が尊敬する国になってくれることを期待しているのだ。
犯罪多発のワシントン市で、この日は100万人以上が集まり、切符を持っていても入場できなかった人たちが5000人もいたというのに、一人も逮捕者が出なかったという。一人の人物が大国アメリカにこれほど影響を与えるのだ。オバマは歴史上に残る大統領になるのだろう。
スパークリングワインとシャンパンが3本空いた。
12時ころにスタッフはオフィスへ、友人は自宅に帰って仕事。私はその後もずうっとテレビでこの行事を見続けた。アメリカの儀式、伝統。
夜のパーティでは副大統領夫妻も含めてステージでダンスをするのが習慣。大統領夫妻も、副大統領夫妻も、ダンス振りがさまになっていた。副大統領はダンスが苦手だそうだけれど、何とかこなしていた。
そうそうランチに(200人)ナパ・ヴァレーのダックホーンのソーヴィニヨン・ブランとゴールデンアイのピノが出されていた。ランチの様子がテレビに映って、ソーヴィニヨン・ブランを注いでいるとき、ダックホーンのラベルがはっきり見えた。
夜になってもテレビの前から離れない私に、相棒が2005年のステルツナー(Steltzner)のスタグス・リープ地区カベルネをオープンしてくれた。チーズとトーフを肴に程よいフルーツ味、重すぎず軽すぎず、美味しく飲んだ。
ワシントンは朝の3時というレポートに、すっかり疲れて時計を見たら、ソノマは夜の9時。時差が6時間。テレビを見続けて疲れた!でもアメリカという新しい国でありながら、それなりの伝統を持ち、デモクラシーを基本にした国について改めて学んだ。

2009年1月16日金曜日

大統領就任式を見ながら飲むワインは?


このところ、1月だというのにまるで初夏のような天候で、嬉しいけれど、こんなに早く冬が終わっていいのかなあ、それにもう少し雨が降らないと旱魃になりそうだし、と戸惑っている。庭に白いとってもいい香りがする花が咲き乱れている。摘んできて花瓶にいれて家中において、香りを楽しんでいる。
来週の火曜日はオバマ新大統領の就任式。会社を休みにして朝の9時から式をテレビで見るプランを立てている人が多い。そのときに飲むワインは何がいいかという記事があちこちに出ている。ハワイ出身のオバマ氏にちなんでハワイのブランチはいかがというのもあった。その日に楽しむ食べ物にマッチするワインに決まってるよと、ある人はまっとうな答え。
我が家は相棒のオフィスで仕事をしてくれている二人が朝9時にやってくる。ブランチにスパークリングワインを楽しむ予定。

2009年1月11日日曜日

Redd



順番が逆になってしまうけれど、クリスマスイヴにナパ・ヴァレーのヨントヴィルにある人気レストランREDDへ行った。
娘が赤ん坊のころは、クリスマスというとクリスマスケーキがなければと、慣れないオーブンを(今でも慣れてないけど)使って、苦労してクリスマスケーキを焼いて、娘がリクエストするメニューでクリスマスディナーを作っていた。アメリカ人の人たちはクリスマスイヴかクリスマス当日にクリスマスディナーを楽しんで、大晦日は飲むためのパーティで終わる。ところが私はおせち料理も作ろうと張り切っていたので、大忙し。
相棒が見かねてクリスマスイヴはレストランに連れて行くから、おせちだけ作ればいいと提案してくれて、イヴは外食が習慣になっている。クリスマスケーキも消えた。私の友人たちはクリスマスケーキがなぜそんなに大切なのか不思議がった。これって日本だけ?
reddは私が好きなレストランの一つ。サンフランシスコにある曽根さんが出したアメを1レベル下げた感じかな。人気のレストランなので、電話で予約を入れるときとか、鼻息が荒い応対という印象を持っていたし、サービスもプロだけど、高いレストランなのだから当り前という感じがあった。ところが今回、サービスのレベルが上がっていて驚いた。
ワインはドイツのリースリングをまず注文。生産者はDiel、畑の名前はDorshein 地区はNaheのもの。ミネラル分、リーチの味わい、辛口。ここへ来ると必ず注文するハマチの一品とよくマッチ。ライスにシーウイードサラダと枝豆をミックス、レモン等で上品に味付けしたライスの上に新鮮なはまちがのせてある。メインはホタテ。娘はマグロのサラダ、メインはダック。相棒はシーフードスープ、フォアグラ、ラビオリ。2品をオーダーした娘と私に相棒のラビオリがきたときに、「待ち時間が長くならないようにと思って」といって少量のパスタ料理をさりげなく出してくれたので驚いた。
赤ワインはジゴンダシュをオーダー。こちらは独特のくさみがこのワインの良さを消してしまっていて、3人とも失望。
どの料理もとてもよかった。以前に比べるとボリュームも多くなっている。デザートは指でつまんで食べられる小さなチョコレートやクッキーの1品をオーダー。ココアにブランディが入ったデザートが小さな2つのグラスでこのデザートについてくる。それがまたしてもさりげなく3個になっていた。
運転担当の私はエスプレッソ。相棒はワインを飲むほす。マネージャーがやってきてあいさつ。デザートが入った小さな箱3個。これって、フレンチランドリーとサイラス(二つとも超豪華なレストラン)だと出てきたサービス。ここでもまた驚いた。
REDDはサービスを超豪華版のレストランと同じレベルに上げたのかしら?それともクリスマスイヴだったからなのかな?もう一度行ってチェックしてみたい。
盛り付けが素晴らしいので写真を撮ろうとしたのだけれど、フラッシュでお皿が真っ白になってしまう。こういうときって、どうしたら写真が撮れるのかしら?どなたか教えてください。

2009年1月7日水曜日

新年が明けました




新年おめでとうございます。良いお正月をお迎えになりましたか?
やたらにパーティの多い年末をやり終えて、息つく暇もなく、2009年を迎えた。
12月31日は友人宅での恒例のニューオリンズスタイルでカニを茹でて、豪胆に手で食べるディナー。元旦は我が家で29日から料理した私流のおせち料理でパーティ。
まるで親類のような仲間、15人で穏やかに楽しく大晦日を迎えることが出来て、幸せ。この夜はシャンパンとアペタイザーで始まった。そしてメインはカニ、ポテト、とうもろこし、サヤインゲン、ソーセージ、アーティチョークを大きな特注の鍋でニューオリンズのスパイスを使って茹でた料理。もう5年になるだろう。毎年大晦日はこのディナーで年を越える。テーブルにビニールそれから新聞を敷いて、一人1匹のカニ、それから思うままに他の野菜を手で食べる。ブラッドがマグナムの上等なリースリングを持参。メインデッシュ用にリースリング、スパークリングワイン、スペインの白ワインがテーブルに並ぶ。食べ終わったら、新聞をくるくると丸めて、あっという間にテーブルが片付く。それからおもむろにチーズ、赤ワイン、デザートがテーブルに並ぶ。12時になったら、それぞれ抱き合ったりキスをしたりして、ワインで乾杯。私と相棒は翌日の我が家でのパーティがあるから、1時に帰る。後で聞いたら、他の人は、泊まり組みを含めて5時まで飲んだとか。
娘は典型的なアメリカ人の大晦日の過ごし方、飲んで、踊って、二日酔い。それでも泊まった隣町の友人の家から朝、元旦の朝、10時に帰ってきた。
3人でお雑煮を食べておとそで乾杯。1時から始まるパーティの準備。今年は40人がやってきた。やってきた人は、常連で料理の説明をする必要もない。ばくばく箸で食べまくる。
翌日数えたら、スパークリングワイン(ボリンジャーのシャンパンも含めて)が12本、吟醸酒が2本、赤、白ワインが12本消化されていた。まあ、こんなところでしょう。
というわけで静かに1年を振り返ったり、新年のプランを立てる余裕がない。工夫しなくちゃ。