2008年8月28日木曜日
Bottle Shock
ワイン業界に働く女性たちで組織されているWomen for WineSenseというグループが主催したボトル・ショックという映画の試写会に出席した。試写会はソノマのプラザにある映画館セバスチアーニで上映された。この映画館はバックツーザフユーチャー1の映画の場面に使われている。
ハリウッド的要素にソノマとナパのワインカントリーを加えた映画だ。ナパ・ヴァレーのカリストガにあるシャトー・モンテレーナの父親と息子が主人公。1976年にパリで行われたスティーヴン・スプリエー主催のカリフォルニアワインとフランスワインのブラインドテイスティングでシャトー・モンテレーナのシャルドネが白ワインのカテゴリーでブルゴーニュの白を抜いて1位になった話を元にストーリ-が展開される。
このティスティングのシーンはジョージ・テイバー(唯一このテイスティングに取材に入っていた記者)が書いたThe Judgment of Paris (日本でも訳されて出版されていると聞いた)のテイスティングの場面を借りている。映画でこの記者役でちょっと顔を出しているのはソノマのパートタイムの俳優さん、(内緒だけれどあんまりハンサムじゃない!!)
父親はビル・プルマン(説得力のある演技をする俳優さんですね)、サーファーの息子はクリス・パイン(一緒に行った娘は「キュート、これから人気が出そう」といっていた)。スプリエーはアラン・リックマンが演じている。(実物のスプリエー氏はもっと若いし、イギリス人だから、ちょっとイメージが違うけれど、味のあるワイン商を演じている) この映画で描かれているスプリエー氏に対して、実物のスプリエー氏が不快感を示して、訴えるといってるとか。映画だもの見過ごしてほしいですね。
パリのブラインドテイスティングではスタッグス・リープ・ワインセラーズのカベルネ・ソーヴィニヨンもフランスのボルドーを抜いてトップになった。でもこの映画ではシャルドネにだけスポットを当てている。ドキュメンタリーではないので、正確に事実に沿っているわけではないからだ。
あっ、この場面はあそこだとか、あのワイナリーだとかいうのが頭にあって、ストーリーは二の次になっていたので、もう一度見なければ、いい映画かどうかは決められない。
サンタ・バーバラのワインカントリーを舞台にしたサイドウエイという映画が大ヒットしたことは、ご存知だと思う。この映画も試写会に行って見ることが出来た。このときは主役、監督,プロデューサーが出席して、質問を受けていたけれど、ボトル・ショックはソノマに拠点を置くプロデューサーだけが出席。残念ながら俳優さん(特にボー役の俳優さんに会いたかった)は、だれも来ていなかった。このときも、試写会の後ではワインギーク(ワインお宅)には受けるけれど、一般の人が面白いと思うかどうかとても疑問だというのが感想だった。それがなんとすごい話題になって、今でもサンタ・バーバラ・ワインカントリーはツーリストのメッカだし、カリフォルニアのピノ・ノワールは売り切れという現象が起こっている。
それと同じことが起きるかどうか。期待したい。
パリの場面も含めてすべてのシーンがソノマとナパで撮影されている。テイスティングの場面はKundeというケンウッドにあるワイナリーのブドウ畑にある古い建物だし、シャトー・モンテレーナのワイナリーはブエナビスタ、畑の場面はカーネロス地区、パリの街のシーンはソノマのプラザのコーナーという具合だ。
プロデューサーは日本にもこの映画を売る交渉中と言っていたから、日本でも上映される日が遠くないだろう。
ストーリーやボーとブロンドのインターン(ハイジー・バーレット)の話などはニュースレターに詳細を書きます。
2008年8月22日金曜日
久しぶりの家族団らん
タイの後、相棒は台湾、シンガポールで数日ずつ過ごして、私たちより一足先にソノマに帰っていた。私と娘は札幌での時間を思う存分に楽しんでソノマに帰り着いた。
ソノマはあちこちで山火事が発生して、太陽がかすんで見えなかった状態が改善されて、ソノマらしい青空が私たちを迎えてくれた。我が家の近くのブドウ畑のブドウ粒たちはもう色づきが始まっていた。
スパークリングワインの収穫は始まったという。
私の2008年の目の回るような夏は終わり。ブドウの熟し具合は順調。収穫期まであと一息。
裏庭で久しぶりに家族のディナー。シンプルにグリルしたニューヨークステーキとオリーブオイルと塩、コショウをまぶしたなすび、赤ピーマン、ベビーレッドオニオンもさっとグリル。それにグリーンサラダとシンプルなメニュー。娘の高校時代のクラスメート、ブリジットが飛び入り。相棒の大学の後輩なのだ。世の中って面白いよね。娘の同級生がソノマからロサンゼルスの大学まで行ったのだから。
ブリジットは大学を卒業して、ケンウッドにあるカンディ・エステート(Kunde Estate)というワイナリーのテイスティングルームのアシスタントマネージャーとして働いている。大きなブルーの瞳を囲む長いまつげが瞬きをすると重そうにふわふわと揺れる。エネルギー一杯で、テイスティングルームを若々しく楽しい場に変えてしまう。ワインについて勉強中で、彼女の知識がどんどんと増えていくのが会うたびに感じられて頼もしい。
ブリジットが持ってきてくれたカンディのソーヴィニヨン・ブランで乾杯。サラダを食べる。ドレッシングの酢を抑え気味にしたので、ワインとよくマッチ。カンディのマグノリアレーンMagnolia Laneのソーヴィニヨンブランは16ドルほどだ。酸味が利いていてフレッシュで飲みやすくて美味しい。暑かった一日を終えて、夕日を眺めながらディナーを始めるときの、最初のワインにぴったり。
グリルした野菜とニューヨークステーキにはパラレル(Parellel Estate)をオープン。8人の仲間が集まって造った小さなワイナリーのワイン。白地に黒の線が走っているユニークなラベルは、スキー仲間でもあるオーナーたちのシンボルで、早朝でまだ誰も滑っていないスキー場の斜面を初滑りしたときに描かれる線をイメージしているのだとか。フィリペ・メルカが造っている。価格は55ドル。決して安いワインではないから美味しくて当たり前。きれいにキチンと造られている。ナパらしいカシス、黒系フルーツが豊かな華やかなカベルネ。程よい深みとボディ。簡単に好きになってしまうタイプの美味しいカベルネ・ソーヴィニヨン。カリフォルニアに帰ってきたなあと実感。
Bottle Shock
ワイン業界に働く女性たちで組織されているWomen for WineSenseというグループが主催したボトル・ショックという映画の試写会に出席した。試写会はソノマのプラザにある映画館セバスチアーニで上映された。この映画館はバックツーザフユーチャー1の映画の場面に使われている。
ハリウッド的要素にソノマとナパのワインカントリーを加えた映画だ。ナパ・ヴァレーのカリストガにあるシャトー・モンテレーナの父親と息子が主人公。1976年にパリで行われたスティーヴン・スプリエー主催のカリフォルニアワインとフランスワインのブラインドテイスティングでシャトー・モンテレーナのシャルドネが白ワインのカテゴリーでブルゴーニュの白を抜いて1位になった話を元にストーリ-が展開される。
このティスティングのシーンはジョージ・テイバー(唯一このテイスティングに取材に入っていた記者)が書いたThe Judgment of Paris (日本でも訳されて出版されていると聞いた)のテイスティングの場面を借りている。映画でこの記者役でちょっと顔を出しているのはソノマのパートタイムの俳優さん、(内緒だけれどあんまりハンサムじゃない!!)
父親はビル・プルマン(説得力のある演技をする俳優さんですね)、サーファーの息子はクリス・パイン(一緒に行った娘は「キュート、これから人気が出そう」といっていた)。スプリエーはアラン・リックマンが演じている。(実物のスプリエー氏はもっと若いし、イギリス人だから、ちょっとイメージが違うけれど、味のあるワイン商を演じている) この映画で描かれているスプリエー氏に対して、実物のスプリエー氏が不快感を示して、訴えるといってるとか。映画だもの見過ごしてほしいですね。
パリのブラインドテイスティングではスタッグス・リープ・ワインセラーズのカベルネ・ソーヴィニヨンもフランスのボルドーを抜いてトップになった。でもこの映画ではシャルドネにだけスポットを当てている。ドキュメンタリーではないので、正確に事実に沿っているわけではないからだ。
あっ、この場面はあそこだとか、あのワイナリーだとかいうのが頭にあって、ストーリーは二の次になっていたので、もう一度見なければ、いい映画かどうかは決められない。
サンタ・バーバラのワインカントリーを舞台にしたサイドウエイという映画が大ヒットしたことは、ご存知だと思う。この映画も試写会に行って見ることが出来た。このときは主役、監督,プロデューサーが出席して、質問を受けていたけれど、ボトル・ショックはソノマに拠点を置くプロデューサーだけが出席。残念ながら俳優さん(特にボー役の俳優さんに会いたかった)は、だれも来ていなかった。このときも、試写会の後ではワインギーク(ワインお宅)には受けるけれど、一般の人が面白いと思うかどうかとても疑問だというのが感想だった。それがなんとすごい話題になって、今でもサンタ・バーバラ・ワインカントリーはツーリストのメッカだし、カリフォルニアのピノ・ノワールは売り切れという現象が起こっている。
それと同じことが起きるかどうか。期待したい。
パリの場面も含めてすべてのシーンがソノマとナパで撮影されている。テイスティングの場面はKundeというケンウッドにあるワイナリーのブドウ畑にある古い建物だし、シャトー・モンテレーナのワイナリーはブエナビスタ、畑の場面はカーネロス地区、パリの街のシーンはソノマのプラザのコーナーという具合だ。
プロデューサーは日本にもこの映画を売る交渉中と言っていたから、日本でも上映される日が遠くないだろう。
ストーリーやボーとブロンドのインターン(ハイジー・バーレット)の話などはニュースレターに詳細を書きます。
登録:
投稿 (Atom)