2008年8月22日金曜日

久しぶりの家族団らん



タイの後、相棒は台湾、シンガポールで数日ずつ過ごして、私たちより一足先にソノマに帰っていた。私と娘は札幌での時間を思う存分に楽しんでソノマに帰り着いた。
ソノマはあちこちで山火事が発生して、太陽がかすんで見えなかった状態が改善されて、ソノマらしい青空が私たちを迎えてくれた。我が家の近くのブドウ畑のブドウ粒たちはもう色づきが始まっていた。
スパークリングワインの収穫は始まったという。
私の2008年の目の回るような夏は終わり。ブドウの熟し具合は順調。収穫期まであと一息。
裏庭で久しぶりに家族のディナー。シンプルにグリルしたニューヨークステーキとオリーブオイルと塩、コショウをまぶしたなすび、赤ピーマン、ベビーレッドオニオンもさっとグリル。それにグリーンサラダとシンプルなメニュー。娘の高校時代のクラスメート、ブリジットが飛び入り。相棒の大学の後輩なのだ。世の中って面白いよね。娘の同級生がソノマからロサンゼルスの大学まで行ったのだから。
ブリジットは大学を卒業して、ケンウッドにあるカンディ・エステート(Kunde Estate)というワイナリーのテイスティングルームのアシスタントマネージャーとして働いている。大きなブルーの瞳を囲む長いまつげが瞬きをすると重そうにふわふわと揺れる。エネルギー一杯で、テイスティングルームを若々しく楽しい場に変えてしまう。ワインについて勉強中で、彼女の知識がどんどんと増えていくのが会うたびに感じられて頼もしい。
ブリジットが持ってきてくれたカンディのソーヴィニヨン・ブランで乾杯。サラダを食べる。ドレッシングの酢を抑え気味にしたので、ワインとよくマッチ。カンディのマグノリアレーンMagnolia Laneのソーヴィニヨンブランは16ドルほどだ。酸味が利いていてフレッシュで飲みやすくて美味しい。暑かった一日を終えて、夕日を眺めながらディナーを始めるときの、最初のワインにぴったり。
グリルした野菜とニューヨークステーキにはパラレル(Parellel Estate)をオープン。8人の仲間が集まって造った小さなワイナリーのワイン。白地に黒の線が走っているユニークなラベルは、スキー仲間でもあるオーナーたちのシンボルで、早朝でまだ誰も滑っていないスキー場の斜面を初滑りしたときに描かれる線をイメージしているのだとか。フィリペ・メルカが造っている。価格は55ドル。決して安いワインではないから美味しくて当たり前。きれいにキチンと造られている。ナパらしいカシス、黒系フルーツが豊かな華やかなカベルネ。程よい深みとボディ。簡単に好きになってしまうタイプの美味しいカベルネ・ソーヴィニヨン。カリフォルニアに帰ってきたなあと実感。

0 件のコメント: