2009年5月26日火曜日

メモリアルデー


メモリアルデー(戦没者記念日)が月曜日なので、土、日、月と3連休。この日はBQをして楽しむのが慣わし。私たちは日曜日にブランチ、そしてメモリアルデーはサンフランシスコ・ジャイアンツの野球観戦。
11時からのブランチにはランス&サンディ、パム&ジェリーの常連が我が家にやってきた。4人と相棒は大学時代からの仲間で、今も仲がいい。
ブランチはベーグルに、スモークサーモン、クリームチーズ、レタス、キューリ、トマト、タマネギをそれぞれが選んでサンドイッチにして食べるという美味しくて簡単なメニュー。ソノマのベーグルはオーナーのおばあちゃんがニューヨークで手作りしていたレシピーを元に、ベーグルの店をオープンし、ごく最近まで手作りだった。通常お店で売っているベーグルはソフトで丸いところだけがベーグルっていう感じだけれど、味は普通のパンみたいのが多い。でもソノマのこの店のベーグルは皮が硬くて中がシコシコと腰のあるユニークなベーグル。これがベーグルだと知ってしまうと、他のベーグルは食べられない。
まずはミモザ〔スパークリングワインにオレンジをミックス〕で乾杯。ミモザはスペインのカバを使った。食事のときはソターのスパークリングワインのロゼ。ナパヴァレーでコンサルタント、そして醸造家として有名だったトニー・ソターがオレゴンに越して、定住し、そこでピノとスパークリングワインを造っている。フルーティで上品な泡。ボディもあって、食事に良くあっていた。
あまり強いとはいえない、ジャイアンツ、若手が増えて知ってる選手はあんまりいない。でもトラヴィス・イシカワという選手が大好きだったJTスノーに代わって一塁を護っている。日本名なので応援。今までは全然打ててなかったのに、この日はヒットが3度、そして今シーズン初の本塁打。やったね。メモリアルデーということで両チームが赤い野球帽を被っていた。「兵隊さんは規律願います」と4イニングでアナウンスがあった。そして全員が立ち上がって感謝を表して大きな拍手。そして「美しいアメリカ」だったと思う、アメリカをたたえる歌を歌った。まだイラクとアフガニスタンで戦争中なのだということを実感。
テレビではイラクとアフガニスタンで戦死した兵隊さんの墓地で、父親を知らない子供たちがお墓参りをしている光景を報道。必要がなかったイラク戦争で命を落としたアメリカの若者たち。哀しくてみているのが辛かった。

2009年5月20日水曜日

バーベキューの季節到来



ブドウの花がひっそりと咲いている。鼻を近づけるとほんのりと石鹸の香りがした。でも強く吸い込みすぎて、花粉が鼻腔と気管支まで入って、瞬間花粉症になった。
初夏がやってきた。1日だけ日中の気温が30度を超えて、ちょっと早すぎるなあと嘆いたけれど、翌日から20度台の気温で気持ちがいい。
相棒が2009年初のバーベキューをしてくれた。得意のチキン一羽を庭で1時間かけてバーべキュ。ジューシーで心なしの炭の香りがして絶品。お店で売っているローストチキンは美味しいと思わなくなってしまった。
合わせたワインはフォーマンのリックが奥様と一緒に造っているRossi Wallaceというブランドのシャルドネ。ノー・オークのすっきりしたシャルドネでチキンとぴったり。カリフォルニアのトロピカルフルーツとオークがたっぷりのシャルドネをイメージして飲むと、シャルドネとは思われない。どちらかというと、よく出来たヨーロッパの白ワインという感じ。上品で酸味が程よくフルーツがきれいな楽しく飲める白ワイン。シャブリが大好きというリックらしい白ワイン。1本が25ドル、150ケースだけ造っている。

2009年5月12日火曜日

母の日に飲んだワイン


昨日は母の日。毎年娘がブランチを作ってくれていた。でも今年は学校があるので、サンディエゴにいて帰ってこれなかった。「大丈夫よ」といって、本当にそう思っていたのに、いざ朝になったらやっぱりちょっと哀しい。娘が電話をくれて長話。それで気が晴れた。
相棒が「僕の母親じゃないのに」とぼやきながらも、ディナーを作ってくれた。アジア系料理が食べたいといったものだから、それに沿った料理に挑戦。味は今一だったけれど、その心に感謝。
まず出来あいのツナの握りずしに(そう、ソノマでも買えるのです)合わせてドイツのリースリングをオープン。うん、なかなかいい。次ぐにチキンのササミを薄切りにしてさっと茹でて、それにごま油と醤油のソース、キャベツの千切り。刺身風でなかなかいけるので感激。これにリースリングもぴったり。次は小さなタコをミリンと醤油でさっと焼いて出してくれた。このときにはリースリングがなくなったので、タリーのピノ・ノワールをあけた。タリーのピノは十分熟しているのだけれど冷涼な地区のピノなので、フルーツの甘さがそれほど強くなくて上品。偉大なワインではないけれど、飽きずに飲める。最後に北海道ホタテのグリル。これをピノと一緒に美味しくいただいた。ソノマで北海道のホタテは珍しい。嬉しかった。娘がいない寂しさをさりげなく埋めてくれた相棒に感謝。
ボトルを2本開けたのに酔いがそう強く回ってこない。その理由はリースリングはアルコール度が9%、タリーのピノは14.3%。平均するとアルコール度は11.6%と低いと相棒が言う。なるほど。