2010年1月31日日曜日
嵐とマスタードグラス
毎日雨降りが続いている。2,3日、晴れて、時々太陽が顔を出した。予報によると、もうじき、次の嵐がやってくるという。カリフォルニアの青い空に慣れてしまった身には、どんより曇った空を眺める日々が続くと気持ちが塞ぐ。もうすぐ2月。ブドウ畑は雨のおかげでふさふさの緑。そしてオレンジ色の勝手に私が名前をつけた野生の金盞花と黄色のマスタードグラスがブドウ畑に色を添えている。青い空の下、日の光を浴びて黄金色に輝くはずのマスタードグラスが、灰色の空の下で雨に打たれている。ひっそりとしたしめやかな感じがいいといういう人もいるかもしれない。カリフォルニアのブドウ畑は太陽の下できらきらとしているほうが似合うと思うのは私だけ?
2010年1月6日水曜日
Flour and Water
不況の嵐が吹きまくった2009年が終わって、少しはましになってほしいと願う2010年を迎えた。娘がサンディエゴからやってきて、連日のパーティをこなし、30人のゲストを迎えての恒例の1月1日の我が家でのパーティも終えて、ほっとして遅ればせながら、去年を振り返っている。もう少し神聖な気持ちでお正月を迎えたいと思いつつ、もう20年以上も我流のおせち料理を作ってのパーティを続けている。
クリスマス前にサンフランシスコにあるレストランFlour and Waterに行った。文字通り粉と水を使った料理。つまりパスタとピッツアの店というわけだ。今、話題の店。
そば粉を使ったパスタをはじめ、いろんなパスタがメニューに載っている。ピッツアのドウ(生地)も歯ごたえがあってなかなか美味しい。前菜も凝ったものが出ている。きのこのパスタは絶品。
ワインはほぼイタリアのワイン。ソムリエというかワイン担当の女性はカジュアルで気さく。ワインについてよく知っているけれど、知識を振り回さず、相棒のリクエストをじっと聞いている。そして推薦したワインは、要望のタイプにきちんと応えたワインだった。ボトルをオープンして注ぐときに、味を見てもらう儀式は飛ばしてさっさと全員に注ぎながら「もし気にいらなかったら取り替えます。質問は一切しません」ときっぱり。そして彼女が選んだワインは味の説明どおりで、相棒は女性ソムリエのプロぶりにすっかり感動していた。ワインの価格は安くもなくバカ高でもなく、30ドルから90ドル。料理も10ドルから23ドルと安くはないけれど、すごく高いということもない。カジュアルでありながらプロに徹したいいレストランだ。さすがはサンフランシスコで話題になるレストランだなあと思いながら店を出た。
今年はどんな年になるのか予測はつかないけれど、しっかり書く時間を取ること、行きたいところへ忠実に出かけて行く年にしたい。
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