2010年10月22日金曜日

2010年ハーベスト終了間近


2010年のハーヴェストが終わりに近づいた。今日はところによって、雨が降ったり止んだり。週末は降雨の可能性が高い。そのためブドウが熟するのを待っていた畑は、もう待てないから、いっせいに摘み取りをしている。
相棒も含めて、醸造家、栽培家たちはこの20年で一番難しい年だとため息をつく。
気温が思うように上がらなかった夏。霧の日々が続いてカビの付着を心配。そして突然の猛暑によってレーズンみたいに干からびてしまった房が出る始末。10月にはいってようやくインディアンサマーがやってきた。これでブドウがいっせいに熟しはじめたと思っていたら雨。10月の半ばを過ぎたのだから、雨が降るのは珍しくない。
今年のソノマカウンティの収穫量は10年間で一番少なくなりそうだ。
自然には勝てないので、与えられた天候下で栽培家はベストを尽くしてブドウを育て上げる。そのブドウから醸造家はベストのワインを造る。これが自然の掟。ワイン産業に携わる人々を謙虚にしてくれる。

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