2010年3月19日金曜日

サクラ祭り



ソノマ・ヴァレーのケンウッドという小さな村にランドマーク(Landmark)というワイナリーがある。高級ピノ・ノワールとシャルドネを生産するワイナリーだ。前庭は手入れが行き届いて、いつもきれいに花が咲いている。
このワイナリーのセールスマネージャー氏は前のビジネスで日本を何回も訪れていて、大の日本びいき。
あるとき、ワイナリーに桜の木があるから桜祭りをしようよと声がかかった。日本人とアメリカ人対象の年間行事にしたいと言う。
それではというので、日本の曲の生演奏、お弁当を用意することにした。もちろんランドマークのワインを楽しむ、(買ってもらう)のが究極のゴール。
3月13日に決定。前日まで激しい雨が降っていたので、桜の花が散ったかもしれないと心配。当日は良いお天気になったのでほっとしてワイナリーへ出かけた。えっ、桜の花が咲いてないじゃない。オレンジ色のテーブルクロスをかけた庭のテーブルの上に人造桜の枝が置いてある。お客様に聞かれたら、マネージャー氏は「ワイナリーの桜がまだ咲いていないから、この桜を輸入しました」といって笑わせている。
日本人より、日本びいきのアメリカ人の参加者のほうが多かったけれど、お弁当を食べながら、ワインを飲んで楽しんで帰っていった。マネージャー氏はまた来年もしようよ、年間行事にしたい」と張り切っていた。

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