2010年5月12日水曜日

母の日



母の日の定番はブランチ。お天気がよい日だとレストランのガーデンテラスなどで家族そろってブランチを楽しむ。クラッシックな家族だとお母さんは白い花のコサージュなどを胸に飾って幸せそう。
今年の母の日はブランチの時間帯に雨。ガーデンテラスで食事をしていたら、大急ぎで中へ移動しなければならなかっただろう。
私はというと、娘がサンディエゴで司法試験の猛勉強中なので、ブランチを作ってくれる人がいない、母の日となった。一緒に休暇でハワイに行ったときに、5ドルで彼女が母の日のプレゼントをといって貝殻で作った指輪を買ってくれた。勉強ばかりで働く時間がないので、5ドルが精一杯。それでもなかなか洒落た指輪で、友人たちの目に留まって素敵だといってくれた。
相棒が娘の代わりにランの鉢植えを買ってきてくれた。ケータリングのビジネスをしている友人がブランチにいらっしゃいと電話をくれたので、グローリアフェラーのスパークリングワインとケラー・エステート(Keller Estate, La Cruz Vinyard)の2005年ピノを持参していそいそと出かけた。
友人のジョアンのハズバンドのキースが料理を、相棒がサービスを担当。キーシュ、ファヴァビーンのスープ、サーモンのグリル、スライスしたポテトのグラタン、サヤインゲンとシイタケを炒めた物。その朝買ってきたというイチゴのヴァシュランと呼ばれるケーキ。
キースはシェフなので、どの1品も美味しい。相棒のサービス振りはなんとも頼りなく、スープをこぼしそうになったりではらはら。ダイニングルームの窓から濃い緑の木々と丘に降りしきる雨を眺めながら、この町のどこのブランチよりも美味しいブランチを楽しんだ。
ケラー・エステートのピノ・ノワールはサーモンにぴったりとマッチ。とっても品質のいいピノノワール。ペタルマ川の近くの丘の上にあるワイナリーで、涼しい風が吹く。そのためか十分に熟したブドウから造られているのに、驚くほどエレガント。最近、醸造責任者が辞めたと耳にした。このエレガントなスタイルが変わらないといいな。
娘不在の母の日だったけれど、心温まる友人との母の日。幸せに過ごした。

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