2010年7月19日月曜日

バスティーユ・デイ


ソノマにワイルドタイムという会社がある。友人夫妻が経営するケータリング会社だ。この会社のキッチンのある建物には大きな庭とダイニングルームがある。そこを利用して2ヶ月に一度、水曜日にヨーロッパの国をテーマに食事会を開く。
7月14日はバスティーユ・デイ(フランス革命記念日)にあたるので、フランスがテーマ。電話で予約を入れるとジョアンは「ウイー・マダム!コメサバ?」とフランス語で応答。
この日はなんと160人が参加。ステージで歌手がアコーディオンを弾きながらフランスの歌を歌うと、半分以上の人が腕を振り上げて合唱しだした。ソノマに多くのフランス系の人たちが住んでいることに驚いた。日本人は私一人。終戦記念日に君が代を演奏してくれても、どこの国の歌か、みんなわからないだろうね(笑)
オニオンとオリーブの実とアンチョビがはいったフランスのクラシックなメニュー、オニオンタルトから食事が始まった。
友人たち10人でひとつのテーブルを囲んだ。私は革命日のワインて何?という感じでよくわからないので、スペインのアルバニーニョを持参。夏らしくさっぱりとしていて好評だった。それから各自が持参したシャルドネ、ピノ、カベルネ、ジンファンデル、シラーとカリフォルニアワインのオンパレード。
オーガニックの桃とベリーにマデレーンというふっくらとしたクッキーが付いたデザート。
フランス系じゃないけれど、ワインと食事を楽しむ理由として、革命っていうのもいいよね。

2010年7月13日火曜日

オイスター&ワイン


オイスターと楽しむワインというと酸味の利いたきりっとしたワインがいい。例えばロワールのミュスカデ。値段もバカ高ではなくて気軽に飲めるのがいい。
カリフォルニアのソーヴィニヨン・ブランもオイスタートの相性がいい。でもスタイルによってはフルーティすぎて、ワインとしては美味しいけれどオイスターと一緒だと、少しだれるかなというのもなきにしもあらず。
カーネロスにあるワイナリーが、とっても美味しい、そしてオイスターにぴったりのワインを造っている。ロブレド・ワイナリー(Robledo)のソーヴィニヨン・ブラン($20)だ。
このワイナリーのストーリーはアメリカンドリームそのもの。数ヶ月前にはメキシコの大統領がワシントンを訪問した際、長老のロブレド氏はホワイトハウスに招待されている。一家の主、レイナルド・ロブレドが若い時にメキシコからカリフォルニアへやってきてブドウ畑で働いた。こつこつと働いて今では300エーカー(14のブドウ畑)という自社畑をソノマ、ナパ、レイク・カウンティに所有。ワイナリーもオープン。醸造から栽培、全て家族11人(2姉妹、9兄弟)で行っている。
オイスターにマッチするという意見は私だけではないようで、同ワイナリーでは7月17日にオイスター&ワインというイベントを開催する。

2010年7月6日火曜日

独立記念日



30度を超える暑い独立記念日となった。プールで泳ぐというより体を冷やして、スパークリングワインにビール。7時近くになると涼しい風画吹き始めたので、それからBQをメインにしたディナー。今年は町の花火大会に行かずに、どーんという音を聞きながら、赤ワインを仲間たちと飲み続けた。
ディナーの仲間の一人、ランドムリッジのビルは毎日ブドウ畑の手入れで忙しいという。冬に雨がたくさん降ったので、今まで見たことがないほどにどこのぶどう畑も葉がびっしり。それを切って、下草も耕して、たくさんついた房をやがて切り落としていく。硬い緑色の粒がはっきりと見えるほどに成長している。でも例年より2週間は遅れているとのことで、今年の収穫時期は遅くなりそうだ。