2010年8月2日月曜日

ワイン処理テイスティング



相棒が属するボルドークラブのメンバーの一人、トムは裏庭の一角に中は干草、外側を粘土で固めて作った(日本の土蔵?に近い)ワインセラーを建ててワインを保存している。例えばリッジのソノマカウンティにあるワイナリーLytton Springsも、この方法でワイナリーを建てた。セラーの中はすっきりと整頓されていて、ラベルが見やすいようにラックが並んでいる。50ケースに抑えるようにワインを買っているのだとか。
もともとはネーミングどおり、ボルドーのワインをテイスティングする会だったのだけれど、年月を重ねるうちにいろんなテーマでワイン会を開催するようになっている。
トムは1年に一度友人を招いて、古いヴィンテージで処理をすべきかどうか迷っているワインをオープンしてみんなに振舞い、ピークを超えたものと、そうではないものを確認するという粋なイベントを開く。開催時刻は午後の4時から太陽が沈むまで。
相棒についていそいそと出かけた。5時ころだったけれど、30人くらい来ていた。それぞれがフィンガーフードを持参。トムはソーセージとお肉をBQして振舞ってくれた。
ざっと数えてみたらオープンされたボトルは30本ほど。ほとんどが1998年、古いのは1970年代のもあった。カリフォルニアワイン、フランスワインが半々くらい。いかれたワインは数少なかったけれど、感激するワインもあまりなかった。2004年のWilliams Selyem のWest Roadのピノは、まだフルーティで良いワインだった。
トムの奥様が「これはどうかしらと思ってセラーからもってきたんだけど」といってオープンしたのが1993年のブルゴーニュー、ドメーヌ・デュジャック、畑はジュヴレ・シャンベルタン。コルクがちょっと痛んでいたから、ワインのコンディションは理想的ではないだろうけれど、上品で繊細、絶品!ということはなかったけれど、いいワインだった。

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