2010年12月30日木曜日
クリスマスディナー
クリスマスディナーの食事は毎年、娘のゴッドペアレントであるランス&サンディ夫妻が招いてくれる。年によってはランスとサンディの一人娘であるドーンが二人の娘と夫の4人でシアトルからやってくる。今年はドーンの一家は来ることが出来なかったので、ニューオリンズからやってきたジョンが加わって6人で食事を楽しんだ。
毎年のことだけれど、料理上手のランスが大きな肉塊、プライムリブをオーブンで焼いてくれた。ジョンがヨークシャープディングをバターをたっぷり使って焼いてくれた。
相棒が冷凍のカエルの足と小イカを見つけたといってせっせと料理。それとサンディがクレップラ(餃子みたい)を作ってくれた。前菜だけでお腹がいっぱいになった。それでもお肉とヨークシャープディング、ズッキーニの付け合せ、サラダ、パンプキンムースと食べまくった。
フィンガーレークのソーヴィニヨン・ブランはこの品種独特の香りはなかったけれど酸味がきりっとしていてなかなかの白ワイン。Cobbのピノ・ノワール、Rameyの2007年Annum(カベルネ98%、プティ・ヴェルド2%)が印象に残っている。こっそりと数えてみたら12本ボトルを開けていた。この夜は私が運転担当なので、白けてボトルの数なんかを数えたりしたのだった。
日本を離れて、日本の両親や親友たちと忘年会とかクリスマスパーティを楽しむことができないけれど、その寂しさをカバーしてくれる家族同様の仲間がいて幸せ。
2010年12月28日火曜日
クリスマスイブ
我が家のクリスマスイブはレストランで食事をするのが習慣になっている。今年はサンディエゴからやってきた娘をサンフランシスコ空港で出迎えて、人混みでごった返している市内で買い物。買い物嫌いの相棒はバーに逃げ込んだ。娘と二人で大バーゲンをしているデパートでまだプレゼントを用意していない数人の友人のプレゼントを買った後、レストランへ行った。
今年はSaison というレストランで食事をした。他のレストランを予約しようとしたけれど、満席で予約が取れない。相棒は「不景気っていうのは、どこのこと?」と嘆いていた。
8コースのディナーは「クラシックな料理の美味しい!というのとは違って、知的意識が刺激される、知的なメニュー」と家族二人は表現。
青海苔とかスダチ、鰹節のダシ(とても上手に使っていた)を使った1品とか、サラダに緑茶、ゴマが使われていたりと、日本の食材が使われていて興味深かった。でも日本料理風にさっぱり風味というのではなく、ビーツと骨髄の1品もあって、「なるほど、こういう使い方もあるんだ」と思いながらいただいた。
その日の朝に地元で手に入る新鮮な食材を使って、素材の味を生かした料理を出すのが、このレストランの方針。若いシェフがロビーにいたので「日本で料理の勉強をしたの?」と聞いたら、「ノー、アメリカのあちこちで」と答えた。シェフの名前はJoshua Skenes。サンフランシスコクロニカル紙が2010年に期待されるシェフに選んでいる。
飲んだワインは:
2007年Jura Charles Hours Jurancon Marie Jura( ハーフボトルで $26)
フルボディでミネラル分が印象的。前菜によく合った。
2008年Brundmayer Riesling Zobinge Heiligenstein Kamptat (ハーフボトルで$41)
軽やかでエレガントだった。
1999年Laurel Glen
30分前にオープンしてもらったのだけれど、まだ閉じていた。でもその後15分ほどで、この畑の特色であるかすかな墨汁(スパイス)の香りとシルキーな口当たり、そしてエレガントなコクのあるワインになってくれて食事を引き立ててくれた。
この夜の運転は相棒。そのためにワインは2本に抑えた。
頻繁に来たいとは思わないけれど、1年に1度ほど来て確かめたいレストランというのが家族の評価。
2010年12月18日土曜日
Holiday Season
女友達とサンフランシスコバレー団のくるみ割り人形を見に行った。多くの人がホリデーシーズンにくるみ割り人形を見る。
小雨模様のサンフランシスコだったけれど、市役所の裏に車を駐車して、市役所の中を通過してオペラハウスに向かった。市役所のホールに真っ白のクリスマスツリーが飾られている。凛とした雰囲気に弾かれて思わず階段を上ってそばまで行って見た。ツリーは真っ白の折り紙のツル(千羽鶴)で作られていた。鶴の一つ一つに何か書かれている。「2008年、、、」というのがあったから、亡くなった人の記念なのかもしれない。
オペラハウスはドレスアップした大人たちに混じって、かわいいドレスを着た小さな女の子、背広を着た男の子も結構いた。私も娘が2歳のときから毎年地元のバレー団のくるみ割り人形を見に連れて行ったものだ。2歳のときは午後の部に連れて行ったのだけれど、休憩に入るころにはお昼寝の時間になっていて、指をしゃぶって眠り始めたので、連れて帰ったのを覚えている。懐かしい思い出に心が温まる。
今回のくるみ割り人形は1915年のサンフランシスコが舞台になっていた。舞台装置がとても斬新、それでいてあくまでもクラシックバレー、淡いパステルカラーの色使いがシックだった。雪が降っているシーンは素晴らしかった。雪煙で霞む舞台で踊るダンサーたちは幻想的で息を呑むほどだった。
休憩にはもちろんスパークリングワインを飲んで、ホリデーシーズンに乾杯。
2010年12月5日日曜日
感謝祭
感謝祭が終わって、ホリデーシーズンに突入。家々の電飾が目を楽しませてくれる季節。
寒かったり、真夏のように暑くなったり、まるで心ここにあらずの女性(差別かしら?)の心のような天気。感謝祭は幸運にもとっても良い天気だった。
今年も親友の家で家族同様の13人が集まって会食。ランスが焼いたターキーは、格別に美味しく焼けていた。赤ちゃんのときから参加している娘は成人に、そしてランスの弟の2人の子供は高校生。時がめまぐるしく過ぎていくことを感じながら、今年も健康で美味しいワインと美味しい食事、楽しいひとときを大切な仲間たちと過ごせたことに感謝。
この日に飲んだワインのひとつにローヌの赤ワインがあった。残念なことに少し異臭がした。醸造家である相棒が1セントをグラスに入れたら、臭いが消えた。1セントは銅から作られているので、ワインの臭いを消す作用をしたのだ。衛生上、えーっと思うかもしれないけれど、今までにこういう場面が数回あったけれど、病気になったことはまだない。
ワインに(化学名を忘却)この臭いが生じた際には銅を使うとのこと。
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