2008年12月28日日曜日

分かち合いたかったピノ



このところ、毎晩のパーティ続きで、コンピューターに向う時間がない。今日も3つのパーティにでかける。
それで後追いで書くことにした。
ピノが好きな親友のランスにずいぶん前から一緒に飲みたいワインがあるといい続けてきた。でもなぜか、この日まで一緒に飲むチャンスがなかった。娘が帰郷したので、ディナーパーティをすることにしたので、この夜だと、遂にこのピノ・ノワールをオープン。
その前にまずオーストラリアのリースリング。相棒がいつものように料理を担当。スモークフィッシュの1品とよくマッチ。リースリングというと初心者が楽しむ甘いだけのワインと思う方もいると思うけれど、今、ミネラルが特色のきりっとしたリースリングがマーケットに登場して、静かなリースリングブーム。このオーストラリアのリースリングも灯油香が特色のユニークな辛口リースリング。
それから2003年のハーモニークのピノ。同じ生産者で、カリフォルニアスタイルとブルゴーニュー(軽やかという意味で)スタイルの2つを造っているので、その二つを比べてみた。ワイナリーはメンドシーノのアンダーソン・ヴァレーというとても涼しい地区にある。2003年だけれどまだまだフルーツがきちんと残っていて、若々しい。ブルゴーニュスタイルのほうがいいというのが、全員の意見。カリフォルニアスタイルはこくはあるけれど、大胆すぎるかも。でもブルゴーニュスタイルとは呼んでいるけれど、それでもコクがあって、決して軽いワインではなかった。カリフォルニアのピノはカリフォルニアらしくて,それでいい。たのしく美味しく飲んだ。
次はドイツ人の女性でジゴンダッシュに住んでいて、醸造家のご主人とは別のラベルできれいな赤ワインを造っている。二人が我が家へ遊びに来たときにおいていってくれたワイン。フルーティで、軽やか。
最後はランス造っているリレントレスと名づけたカベルネとチーズで締めた。
この夜も5人で5本。まあ、標準ね。

2008年12月24日水曜日

マヤのハピーアワー


ひどく寒い日々と雨降りが続いてクリスマスを迎えることになりそう。ブドウ樹の葉がすっかり落ちてこげ茶色の枝が箒のようだ。ホリデーシーズンになるとあちこちでちょっとした集まりが開かれる。先日はソノマのインターナショナルクラブのメンバーがマヤというメキシコレストランのハピーアワーに集合。さすがにみんな忙しいようで、集まったのは6人ほど。フランス人と日本人。チップスにサルサをつけながら、それをつまみにマヤ・マルガリータを2杯飲んだらいい気持ちになった。全員で話すときは英語、分かれて話すときは日本語とフランス語が飛び交っていて、お互いにそれに気がついて笑った。
ハピーアワーに集まるのはなかなかの人気らしく、大勢のグループが席を陣取って大賑わいだった。明日は我が家で帰ってきた娘と友人でディナーをする。

2008年12月13日土曜日

もうすぐクリスマス



今冬初霜が降りた。朝方、緑色になった草の上部を真っ白にしている霜に明るい太陽が降り注いでいる。寒いのか、温かいのか、家の中にいるとわからない。このあたり独特の冬の景色。
でも、12月も半ば。あちこちの家や店や公園に電飾が灯って、いよいよホリデーシーズン到来。
毎年、まぶしいくらいにきれいに電飾が庭中、そして屋根にも飾られる家がある。とってもきれいなのに、そこを通るとなぜかしら哀しみが感じられるのだ。それも毎年。娘も同じ気持ちになるというので、何か理由があるのねと話しては通り過ぎていた。よく見ると軒先に「アンディの思い出のために」と書いてある。やっぱりそうかと思った。あるとき、この町の高校に通ったという青年にその話をしたら、アンディを知ってるという。私も新聞で読んで心が痛んだ事故だった。もう10年以上も前のこと。感謝祭の日に19歳だったアンディを助手席に乗せて、酔っ払い運転で23歳ほどだった青年が木に衝突。アンディだけが即死した。アンディは一人娘だった。この記事を読んだとき、毎年感謝祭が、それは哀しい日になるのだなあと、母親のことを思って心が痛んだ。この母親は、仕事を辞めて、バンを買って、「質問は一切無し。電話が来たら、迎えに行って送り届ける」ボランティア活動をはじめたのだった。今でもそれを続けている。そして毎年、クリスマスのシーズンがやってくると、きらびやかに電飾で家を飾っている。写真を撮るのに立ち寄ったら、クリスマスの音楽も流れていた。自転車に乗った若者や、車に乗った女性が、車を止めたり、ゆっくり走らせて見ている。知り合いなのだろう。
その隣のブロックに、新しい見事な電飾を飾った家が新登場したので、その写真も撮った。
クリスマスというと楽しいことばかり思い描くけれど、華やかな電飾の後ろに、いろんなストーリーがある。

2008年12月2日火曜日

感謝祭



感謝祭が終わってクリスマス(ホリデーシーズン)に突入。今年も見るたびにむっとする(だいぶなれたけど)2つのコマーシャルが流れ始めた。「ダイアモンドは永遠」というキャッチフレーズで始まるコマーシャル、大きな赤いリボンをつけたレクサスのコマーシャル。なぜむっとするのかって?永遠に買ってもらえないものだからよ!!
今年の感謝祭は不運だった。サンディエゴからやってくる娘を飛行場まで迎えに行って、家族3人でサンフランシスコのレストランで夕食をする予定だった。目的のレストランへ入って、オーダーした料理がテーブルに並んだころから、なんだか気持ちが悪い。ついにトイレで吐いた。情けない。食中毒かストマック・フルー(お腹に来る風邪?)にやられたらしい。
翌日の感謝祭は1日眠ってた。七面鳥を食べない感謝祭(ため息)。それでも翌日、金曜日は恒例の町に出ての朝食(私はトーストだけ)、グラレフィという一人の人物しかレシピを知らないという飲み物を娘と相棒、友人夫妻(私は炭酸水だけ)は楽しみ、プラザをぶらついた。
夜はランスとサンディの家でもう17年続いている残ったターキーを使ったターキータコディナーにクラッカー持参で参加。特殊なゴムを使って風呂敷でワインを包んで出かける。これは友人が考案したもの。彼女のサイトは www.planetfinds.com風呂敷は持って帰ろうと思ったら、友人が「あら、プレゼントじゃないの?」とがっかりした表情をするので、グリーンのをあげた。紙を使わず、再利用できるのが今の時代にぴったり。ランスとサンディのターキータコ・パーティは30人ほどが出たり入ったりの大賑わい。残ったターキーを使っての料理という目的は超えてしまって、ランスはメキシコ料理の別料理を何度もオーブンを使って料理してはせっせとカウンターに並べていた。

1993年のノールのマグナムがオープンされた。そのコメントをせよと意地悪をした友達の写真を載せて、で、ワインの話はなし。