2008年12月13日土曜日
もうすぐクリスマス
今冬初霜が降りた。朝方、緑色になった草の上部を真っ白にしている霜に明るい太陽が降り注いでいる。寒いのか、温かいのか、家の中にいるとわからない。このあたり独特の冬の景色。
でも、12月も半ば。あちこちの家や店や公園に電飾が灯って、いよいよホリデーシーズン到来。
毎年、まぶしいくらいにきれいに電飾が庭中、そして屋根にも飾られる家がある。とってもきれいなのに、そこを通るとなぜかしら哀しみが感じられるのだ。それも毎年。娘も同じ気持ちになるというので、何か理由があるのねと話しては通り過ぎていた。よく見ると軒先に「アンディの思い出のために」と書いてある。やっぱりそうかと思った。あるとき、この町の高校に通ったという青年にその話をしたら、アンディを知ってるという。私も新聞で読んで心が痛んだ事故だった。もう10年以上も前のこと。感謝祭の日に19歳だったアンディを助手席に乗せて、酔っ払い運転で23歳ほどだった青年が木に衝突。アンディだけが即死した。アンディは一人娘だった。この記事を読んだとき、毎年感謝祭が、それは哀しい日になるのだなあと、母親のことを思って心が痛んだ。この母親は、仕事を辞めて、バンを買って、「質問は一切無し。電話が来たら、迎えに行って送り届ける」ボランティア活動をはじめたのだった。今でもそれを続けている。そして毎年、クリスマスのシーズンがやってくると、きらびやかに電飾で家を飾っている。写真を撮るのに立ち寄ったら、クリスマスの音楽も流れていた。自転車に乗った若者や、車に乗った女性が、車を止めたり、ゆっくり走らせて見ている。知り合いなのだろう。
その隣のブロックに、新しい見事な電飾を飾った家が新登場したので、その写真も撮った。
クリスマスというと楽しいことばかり思い描くけれど、華やかな電飾の後ろに、いろんなストーリーがある。
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