2009年10月4日日曜日

もう秋


10月に入った。日は相変わらず燦燦と注いでいるけれど、風が冷たい。歩道には落ち葉が目立つ。涼しい地区で、晩熟品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンを栽培しているローレル・グレンは、ようやくブドウの収穫が始まった。ここしばらく相棒は多忙。
先日、札幌から二人の紳士がワインカントリーへやってきた。気張らずにワインをよく理解していてさりげなくワインを楽しむ二人。そしてこの二人の紳士はシャンパンが(スパークリングワインも含めて)大好きだと言う。大概の男性は彼女が好きだからお付き合いに、まあ、祝い事だからというので飲むことが多いけれど、このお二人はコーヒーを飲む感覚でシャンパンを飲む。
男性が気張らずにシャンパンを飲んでいるのは、数年前にスイスの小さな町のワイン祭りが開催された由緒あるホテルのロビーでほとんどの男性がシャンパンからその日の夕餉を始めていたのを見たのがはじめてで、とても印象的だった。数ワイナリーを回って、午後4時過ぎ、「ああ、スパークリングワインが飲みたい」と紳士の一人は言った。私が好きなスパークリングワインの一つ、Domaine Carneros の2003年 Le Reveをワイナリーの夕日が見えるテラスで飲んだ。どんなワインもオープンに楽しんでいられる二人の紳士に感激。

0 件のコメント: