2008年10月11日土曜日

グラス一杯のワイン


このところ、ラジオもテレビも株式市場暴落のニュースと選挙のニュースばかりだ。アメリカの金融市場低落の影響が日本にもヨーロッパにも影響しているらしい。
不景気だから、やたら高くなったガソリンを買うのを控える市民が多くなったために、今度はガソリンの値が下がり始めている。ソノマの町にある唯一の洗車場は閑古鳥が泣いている。数ヶ月前までは、いつも長い列が出来ていたものだ。こういう暗いムードのときに、ワインを呑む人がいるのだろうか?ぜいたく品だからっていうので、ワインを控える人もいるかもしれない。
プラザにあるカフェに寄ってみた。ランチ時以外は、ここもがらんとしている。オーナーのジェイムズは晩秋から来年にかけて、カフェ&ワインバーにしたいと張り切っている。比較試飲できる小さなグラスが6個入るかわいいバスケットを目を輝かせて見せてくれた。「今日は朝の10時からワインのテイスティングをしてるんだ」とご機嫌。ボトルを2本手に持っていた。ひとつは値ごろ感が会って好きなタイプのオレゴンのピノ・ノワールだ。「あっ、ウイラケンジ、いいね」といったら、大振りのグラスを持ってきて、なみなみと注いでくれた。サワーチェリーキャンデーの味がして、3時のお茶時間帯に飲むのにぴったり。すきっ腹に飲んだから、全身にすばやく回って、ふわふわ気分。Willakenzieのワインは白も赤もグッドヴァリューだ。
ご機嫌でスーパーへ夕食の買い物に行く。たったグラス一杯のワインがとっても幸せな気持ちにしてくれた。不景気だからせめてワインでも飲んで気晴らししようよっていう感じかな。

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