2008年10月23日木曜日

ハピー・キャニヨン


サンタ・バーバラ・カウンティはまだブドウを摘んでいた。北カリフォルニアより収穫が終わる時期が遅いので、驚いた。サンタ・バーバラ・ワイン・カントリーは冷涼な地区と思いがちだけれど、ブドウ栽培、ワイン生産の経験を積むに従って、気候の細分化が進み、温暖な地区と冷涼な地区とが明確に区別されている。
サンタ・イネズ・ヴァレーは温暖な地区なのだ。だからソーヴィニヨンとか、ボルドー系品種、シラーが植えられている。
映画「サイドウエイ」で主人公が女性二人と食事をする場面にロス・オリボスの洒落た小さな町のレストランが使われている。このレストランに入る前にピノ狂の主人公が「メルローなんか絶対に飲まない!」と言ったのが、話題になって、メルローの売上に響いたものだ。この町からサンタ・イネズという小さな町に沿って豪華な農場が並び、とってもきれいだ。サンタ・イネズ・ヴァレーにハピー・キャニヨンと呼ばれる地区がある。ここにあるブドウ畑、スター・レーンを朝8時に訪れた。朝だというのに、大きな太陽が強い日差しを注ぐ。確かに暑い地区だ。スター・レーンの畑は中途半端じゃない。山のてっぺんにきれいに手入れをされたブドウ畑がパッチワークのように広がる。この地区にもナパほどの数ではないけれど、資本が投入され始めている。詳細はニュースレターに書きたい。

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