2009年4月6日月曜日
Buenos Aires 2
アルゼンチンというとタンゴ。というわけで古くからあるConfiteria Idealという昔のサパークラブのようなところへ行って見た。全盛期はどんなにか華やかだったことだろう。今は、ちょっと疲れて寂れた感じで残念。
土曜日の昼ということで、簡単な食事、それから予約した人たちへのタンゴのレッスンをしていた。40代か50代の3カップルと、2人の独身女性が生徒。若い女性と男性のインストイラクターが親切にステップを教える。ちょっと小太りのカップルたちは、恥ずかしがることなく、素直にレッスンを受けている。運動が苦手だけどダンスが好きという人にぴったり。飛び跳ねたりしないから膝に無理がかからず、ステップを覚えるために頭を使う。それにカップルで静々とタンゴを踊るって言うのもいい感じ。
途中で心地よい汗をかいて、コカコーラを飲んで、またレッスンを始めた。ここで習って、夜には2階のダンスフロアで踊るのかもしれない。
ソノマからやってきたランスとサンディ、それからスティヴとマリアンリーと夜の9時に落ち合って、ドイツ風アルゼンチン料理を食べてから、ここへ再度やってきた。12時を過ぎていた。きれいに着飾ったカップル。ジーンズのカップルと色とりどり。生のタンゴ演奏に合わせて、気持ちよく踊り始める。上手な人もいれば下手な人もいる。フロアーを囲むテーブルに陣取って眺める。プロのダンサーがいるらしく、次々とパートナーを変えて踊っている。タンゴを習って腕(足?)試しにやってきたのだろう。
タンゴというと情熱的で、挑戦的で、男尊女卑のダンスというイメージをもっていたんだけれど、一般の人たちが踊っているのを見て、ちょっとイメージが変わった。真夜中を過ぎて、1時になったからアパートへ戻ろうとしたら、ぴしっと背広を着て頭をきっちりと固めた男性と初々しい感じの女性が大きな拍手の仲でフロアへ出てきた。プロのダンサーが踊って見せてくれるということなのだった。とても素敵に踊っていた。
このころになるとヘビーロックが好みの私にはタンゴの単調なリズムを聞くのが苦痛。帰ることに賛成してくれて、ほっとして外に出る。タンゴはアルゼンチンの伝統で、それを維持しようとする人たちの努力が感じられるけれど、こうしてタンゴを踊る人たちは多分、少数派じゃないかな。
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