2009年4月10日金曜日

Buenos Aires 3



ベルギーのワイン商のマークがフランスから2人の醸造家を連れてブエノスアイレスにやってきた。シャトー・ヌフ・パプのペゴーのロランスとカオールのル・セドレのパスカルだ。ワインショップとワインバーレストランを兼ねる洒落た店、Wineryというところで、相棒がヨーロッパの3人とソムリエ協会の会長とアンドリューとダンソンの女性ソムリエとのランチの手配をした。
アルゼンチンの(というか多分ブエノスアイレスだけかも)ソムリエ教会は200人のメンバーがいるとのこと。1-2年ワインの勉強をして、試験を受けてソムリエの資格を取得するということだった。アンドリューは祖先がデンマーク人だそうで、英語、スペイン語、フランス語を流暢に話す。
あと2ヶ月で出産というフェルナンダが汗を拭きながら1時間遅れて現れた。アンドリューにワインを選んでもらう。近代的なワインを生産し始めてからあまり年月がたっていないから、個性豊かな素晴らしいワインというのはまだまだ少ない。でもその品質の向上には目を見張った。畑のテロワールを把握して、それに合わせたワインを造り始める日がそこまで来ているようで楽しみだ。もっともテロワールが明確に出るのかどうかという疑問もあるようだけれど。マルベックの長期熟成は?と聞いたら、アンドリューは「アルゼンチンは何でもごちゃごちゃなところ。騒乱のなかで、すごいのもひどいのもでてくるから、なんともいえない」という正直な答え。そんなところが相棒はとっても気に入っている。ル・セドレのパスカルのマルベックは軽やかでとても優雅。アルゼンチンのマルベックはよく熟している。7本ほど飲みながらの2時から始まったランチは5時まで続いた。胃薬を呑みながら飲んで食べてと連日がんばっている。今夜は10時のディナーをペルー料理を食べにマークのグループと行く予定だ。

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