2009年4月19日日曜日

Buenos Aires 4


喧騒とスモッグのブエノスアイレスを離れてワイン産地のひとつ、メンドサへ移動。飛行機で1時間30分。飛行場は驚くほどに小さい。レンタカーのオフィスの手続きは長い時間がかかる。「ウエルカム・ツー・アルゼンチン」と相棒。
秋だというのに日差しが真夏のようにとても強い。でもブドウ畑は収穫が終わって、ブドウ樹はちょっとだけ黄色みを帯びている。
ホテルに荷物を置いてメンドサの町にあるパレスホテルと名前だけ立派なホテルのイタリアンレストランで恒例のブラインドテイスティングの準備にかかる。私たちより一足先にメンドサに着いていた、ベルギーのマークがアルゼンチンのソムリエ協会の会長アンドレがリストを作ってくれたのに添って13のマルベックを購入。(試飲したワインのリストと全体的な印象等は次回のはニュースレターに書きます)紙袋に入れてテーブルに並べて、袋にアルファベットを書いてという準備作業はなぜかしら、私。
ローレル・グレンと提携しているカブリニ・ファミリー・ワイナリーの人たちが醸造家からオーナーまで、全員参加。毎年、このテイスティングを楽しみにしてるのだと相棒。それはそうよね、これだけのマルベックを価格にかかわらず試飲できるのだから。ミシェル・ロランが造るワインも入っていた。
昨年と比べても、品質がとても向上している。13の中に、ローレル・グレンが造っているマルベック・ラ・ペナ、カブリニワイナリーのワイナリーも2つミックスしてある。
シャトー・ヌフ・パペのペゴのロランスもカホールのル・セドラのパスカルも真剣に試飲。全員が順番を着ける。
この試飲ではラ・ペナが一位だった。
相棒とローレル・グレンのオーナーであるパトリックがメンドサでカブリニ家と提携してワインを造り始めて、もう9年。栽培技術の向上、収穫量を落とすように、絶対に酸を加えるなと辛抱強く言い続けて、ようやくその結果が見え始めたようだ。

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