2008年7月5日土曜日

独立記念日



ソノマの町の独立記念日はプラザでのパレードで始まる。娘が幼いころは人ごみが苦手な私も、娘を連れて歩道に座って、どうってことのないパレードを見物したものだ。
娘が大きくなってからは、パレード見物はパス。毎年午後の3時ころから友人たちが我が家にやってくる。今年は18人ほどがやってきた。圭子さんはカリフォルニアロールを、スーザンはデザートを、後はワイン、ビール持参でやってくる。まずはプールでひと泳ぎ。その後ゆったりと浮かんでいる。相棒はせっせとBQ チキン、ツナ、リブと、いつものように大量に作っている。私はアジア風のコールスロー、娘はポテトサラダ。毎年、友人たちが期待しているメニューなので変えない。
今年は娘の高校時代の友人が数年ぶりにやってきた。同じ顔なのに、大人っぽくなっていて、娘だけではなくて、母親の私も懐かしく嬉しかった。夜遅くに帰ってくる彼女たちに小言を言ったこともあった。その話をして娘と友人たちと大笑い。同じ年の幼馴染のリンジ一は1歳になる女の子がいる。今年は赤ちゃん、圭子さんのお嬢さんの中学生の女の子、そして私たちの古くからの友人が一同に集まって、良きアメリカの大家族風で、ちょっと気恥ずかしい感じ。
食べて、飲んで、泳いで、夜は花火大会に行く組と、我が家の残ってだべり続ける(飲み続ける)組に分かれる。私は日本で両親に連れられて花火大会に行っていた思い出が強く残っているので、絶対に花火を見に行く。娘と友人のブリジットを車に乗せて、小さな椅子、ブランケットを持って出かける。日中は暑くても、夜は気温が15度ほどに下がるので、かなり寒い。我が家もささやかながら寄付金を送った。ドンと上がる一つの花火の10分の1くらいかな?
暗くなる10時ころにどーんと花火が上がる。ピクニックをしていた人たちが歓声をあげる。花火が見える近くのレストランとか家々では、パーティをしている。花火が真上に見える野原に明るいうちから陣取ってピクニックをしている家族やグループも多い。暗くなるのを待っていると、だんだん冷えてきた。単発花火が多くて、日本の花火大会とは比べものにならないけれど、新しい形と色の花火が上がると、みんなで拍手喝さい。ソノマって、こんなにたくさんの人が住んでたの?って驚くほど、多くの人が野原に集まっていた。真上にパット開いて燃え尽きた灰が顔にかかるかなって、心配するほど花火が近くに感じられるのは、小さな町の花火大会だからこそ。
花火が終わって、若者が集まるバーに行くことになっていたのだけれど、寒いし、疲れたというので、家に帰ってきて、アルコールではなくて熱い紅茶を飲んだ。
平和で穏やかな独立記念日。

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