2008年7月17日木曜日

プーケット島のリゾートホテル


バンコクを後にして、プーケット島のリゾートホテルへやってきた。ここでもワインとディナーのイベントが開かれた。
Lagunaとなずけられた広大な地区にシンガポールの会社がもつBanyan TreeとかSheraton など6つほどのホテルがある。これらのホテルはシャトルバスと運河を優雅に走る船で行き来できる。
バイヤン・ツリーは各部屋がコッテージ風に別れて建っていて、各コッテージに個人用のプールがついているという、豪華版のリゾートホテル。あいにくの雨で、船は運航停止。物音ひとつしない静かなコッテージでぼんやりと雨を眺める。これもまたオツなもの。
バンコクのフォーシーズンはアメリカ人と日本人のお客さんがほとんどだといっていた。バイヤン・ツリーはヨーロッパ人が多く、次にアジア人(日本人を含む)が多いそうだ。ユーロが強いからヨーロッパ人は笑いがとまらないだろうね。
このホテルで開かれたワインイベントは一般客用ではなくて、地元のライター、他のホテルのマネージャークラスが参加していた。マネージャーたちはスイス、オーストラリア、イギリスといろんな国からやってきて、プケーで勤務いるのだ。
二人のライターはイギリス人。一人は若いタイ女性と結婚。国際結婚の難しさを話し合い、すっかり意気投合。もう一人のライターはプケーについてエッセーを書いてまもなく出版されるとのこと。彼は60歳、83歳のアメリカ人女性と友達になって、毎日泳ぎに連れて行ったり、一緒に本を読んだりして楽しんでいるという。「彼女との会話が人生勉強になるし、とっても楽しいんだ。ちっとも退屈しないよ」と言う。「私もそういう女性になるわ」と叫んだら、にっこり笑って「エミコなら、なれるよ」。久しぶりに優しい言葉を聞いたわ。プケーという遠く離れた土地で異国に住む者同士の共通した感情を分かちあって、別れを惜しんだ。だから旅は面白い。

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